旧石器時代の考察

目次

まえがき

 このブログを始めようと思ったのは、自分が歴史好きで、自分がこれまでに知った・感じたことを記録に残しておこうと思ったからです。

 内容は自分本位で書いていきます(自分は関西在住ですので、内容は関西に偏るかも)ので、誤解釈のものもあるかもしれませんが、もし私のブログを読んでくれた方がいて、少しでも共感していただけることがあったら幸いです。

・世界から見た石器時代

 今から200万年ほど前から世界では石器を使用した人類が誕生したと言われています。

 その頃の石器はいわゆる[打製石器]と言われるもので、素材の石の縁を叩いて割れたもののうち、鋭角に割れたものを加工して使用していたと言われています。

 使用目的は食糧採取のための武器(主に斧や槍先)や調理用の包丁などです。

 100万年ほど前からは火の使用もあったようで、他人との意思疎通のために簡単な言語も使用されていたようです。(マンモスなどは一人では狩れないですものね)

 そこからさらに時代は進み、今から5万年前から1万年前に後期旧石器時代と言われる時代になり、この頃から生活の単位が家族から集落へと拡大していったようです。また、洞窟画ペトログリフ(象徴となる岩石や洞窟内部の壁面に、意匠、文字が刻まれた彫刻のこと)、骨や象牙に彫刻を施した一種の芸術文化もこの頃から出現したようです。

・日本の旧石器時代

 日本では、今から1万5、6千年ほど前までが旧石器時代と言われています。群馬県にある岩宿遺跡が有名ですね。(日本での旧石器時代の始まりは、少なくとも現状では、4万年前以前とされる遺跡で、全ての旧石器時代研究者が肯定するものは存在していないとされているようです。)

 

 昔、私が小学生のころに習ったものでは、氷河期の海の水位が低かった頃に日本と大陸が地続きになっていて、その時に大陸側から日本に移動してきたと聞いたものですが、最近のニュースやネット記事などを見ていると、完全な地続きではなかったようです。(これはつまり船などを使って日本に来たということなんでしょうね。)

 

 この頃に使用していた石材は黒曜石サヌカイトと言われるものが多いようで、どちらも溶岩に起因したもので、ガラス質に富んだものだそうです。(つまり、旧石器人は今でいう「ガラス」を道具として使っていたんですね)

 関西の例でいうと、大阪と奈良の境にある二上山のふもとにある屯鶴峯(どんづるぼう)でサヌカイトが採れます。(ということは、屯鶴峯は昔は火山だったということですね。)

 

 その後最終的に縄文時代となるのですが、石器時代縄文時代の大きな違いは、非定住(石器時代)と定住(縄文以降)、定住に伴う竪穴住居の普及、野生植物の手入れ栽培(農業ほど計画生産できない)、土器の使用貝塚の形成が挙げられるようです。

こうしてみると少しづつ生活形態が変化していってるんですね。